新薬レカネマブ(レケンビ®)について
アルツハイマー病による軽度認知障害または認知症の新薬 レカネマブ(レケンビ®)について
レカネマブ(レケンビ®)は、「アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)」と「アルツハイマー病による軽度の認知症」に対する薬です。 アルツハイマー病の薬には、今出ている症状を緩和するための薬と、病気の進行を遅らせるための薬があります。レカネマブ(レケンビ®)は、病気の進行を遅らせるための薬で、認知機能の低下をゆるやかにすることが期待されています。
投与までの流れ
1 認知症予防外来を予約
大代表(03-5696-1611)にご連絡頂き、「レカネマブ希望」とお伝えください。 レカネマブ(レケンビ®)の投与対象はアルツハイマー病による軽度認知障害または軽症認知症に限定されるため、受診の結果、投与対象外と判定される場合があります。
2 投与対象の判別検査
レカネマブ(レケンビ®)の投与対象は臨床診断に加えて、様々な検査によって厳格に規定されています。
そのため、下記の検査を受けて頂き、投与対象に該当するかを判断します。
◇アミロイドPET検査 or バイオマーカー検査:脳内アミロイドβの蓄積を確認します。
◇脳MRI検査:過去にしたことがあっても、改めて脳MRI検査を受けていただきます。
◇血液検査など
3 投与スケジュール
2週間に一度来院していただき、1回あたり約1時間の静脈点滴投与を受けていただきます。
初回投与時は副作用の確認のため、入院をしていただきます。
費用について
保険適用されますが、高額となりますので詳細は窓口でご相談ください。
例)70歳未満3割負担の方が 高額療養制度を利用すると、自己負担額が57,600円になります。また、4回目以降は多数回該当の制度により上限44,400円となり、更に負担が軽減されます。