消化器外科
当科は2011年7月に開設され、以来慈恵医大外科の派遣病院となっています。
当科が開設された理由は、高齢化が進みかかりつけの循環器や脳外科疾患の患者さんにも、がんが発見されることがしばしばあるためです。
消化器がんの手術を中心に胆石、脱腸、痔、気胸などの良性疾患の手術も行っています。また、当科は、一般社団法人National Clinical Database(NCD)が実施するデータベース事業に参加しています。 この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。 この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、当科が患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。何卒趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
”過不足のない治療”です。
出身母体である慈恵医大の建学の精神、「病気を診ずして 病人を診よ」の言葉に従い患者様の声に耳を傾け、お互いの理解のもと診療を進めていきます。
高齢化社会に伴い、当科で手術を受けられる方の年齢層も徐々に高くなっております。
当科では、傷を小さくする事ができる腹腔鏡手術を積極的に取り入れ、患者様の負担を減らすとともに、当院の特色でもあるリハビリ部門による早期介入を行うことで、身体機能の低下を防ぎ、安心して退院できるような診療を心がけています。
虫垂炎、胆石症、肛門(痔)疾患、鼠径ヘルニアなどの一般外科疾患から、消化器癌の主体である胃癌、大腸癌、また難治性癌である肝臓・胆道・膵癌に至るまで幅広く診療を行っております。手術のみに限らず、化学療法や緩和治療などを含めた総合的ながん診療を行っています。がんの診療は抗がん剤治療や術後の定期検査などの通院が必要であり、近所にあって小回りのきく当科はきっとお役にたてるはずです。
常勤医
髙野 裕樹
消化器外科 部長
医学博士
日本外科学会 専門医
日本消化器外科学会 専門医
消化器がん外科治療認定医
日本肝胆膵外科学会 評議員
日本肝臓学会 専門医
消化器外科医として、胃から肛門まで患者さんに安心して治療を受けていただき、時には手術で皆さんの治療の手助けができるように、安全を第一に全力を尽くしてまいります。
佐々木 晃隆
東京慈恵会医科大学医学部卒業
東京慈恵会医科大学附属第三病院
富士市立中央病院
守谷慶友病院
東京慈恵会医科大学葛飾医療センター
東京慈恵会医科大学附属病院
等を経て現職
地域の方々に寄り添った医療を提供してまいります。
非常勤
馬場 優治
日本外科学会 外科専門医
日本小児外科学会 小児外科専門医
北川 和男
日本内視鏡外科学会技術認定医(大腸)、日本大腸肛門病学会専門医、
JBCT日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
榎本 浩也
日本内視鏡外科学会技術認定医(大腸)、日本大腸肛門病学会専門医、
日本消化器外科学会専門医・指導医、da Vinci surgical system術者認定取得